船にまつわる映画、映画を拡張しようとする映画、8mmフィルムで撮られた映画。
今まで船が出会ってきた様々な試みを感じる作品たちが集まっています。

ここにある全てが”映画”と呼ばれるものたちです。
今年もあの船で、またお会いしましょう。


12月6日(金) 19:00〜 『ゆれる:夢遊する身体』

ゆれる:夢遊する身体
2019/4min/8mm/モノクロ

<作品紹介>
わたしたちはどうやって物事を正確に認識しているのか。自分の意識があることや見聞きしたものをどうやったら相手に確実に伝えることができるのだろうか。 即興パフォーマンス的な人物の動きから、物事を確認する行為の過程を描いた映像作品。


<作者プロフィール>
斎藤英理(さいとう えり)
1991年福島県生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。在学中は現代アートについて学び、主に映像を用いたインスタレーション作品を制作。
https://www.erisaito.info

12月6日(金) 19:00〜 『黒い夢』

黒い夢
2018/4min/8mm/モノクロ

<作品紹介>
眠っている間は意識がないので、自分の体が現実でどんな動きをしているのか分からないが、夢遊病のように無意識下で勝手に体が運動してしまうのは、脳内のバグみたいなものだと考える。意識がある状態を認識するための実験的な映像。

 

<スタッフ>

音楽:duenn


<作者プロフィール>
斎藤英理(さいとう えり)
1991年福島県生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。在学中は現代アートについて学び、主に映像を用いたインスタレーション作品を制作。
https://www.erisaito.info

12月6日(金) 19:00〜 『the voids』

the voids
2019/5min/8mm/モノクロ

<作品紹介>
今は誰も住んでいない祖母の家で、私の記憶へ、祖母の記憶へ潜行していく。

<監督プロフィール>
深田隆之(ふかた たかゆき)
2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門にてノミネート。2019年4月アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表している。

 

 

12月6日(金) 19:00〜 『Float Things』

Float Things
2019/5min/8mm/カラー

<作品紹介>
カメラが機械的に映し取ってしまう、肉眼では捉えられなかった“もの”が、意味から遊離するプロセスに興味がある。その“もの”たちは自立しながら、空虚な中心の周りを回り続けている。

<監督プロフィール>
島津 啓(しまづ けい)

大学在学中より、映像・写真作品を制作。

日常のスナップ写真の連作「緞帳」が第38回写真新世紀佳作受賞。詩人立原道造の建築を巡る「詩と自然」が第16回写真1_WALL審査員奨励賞受賞。主なグループ展に、2015年HILLSIDE TERRACE(東京)、2016年六本木 IMA GALLERY(東京)、川場村 道の駅田園プラザ(群馬)。

 

 

 

12月6日(金) 19:00〜 『抵抗の跡』

抵抗の跡
2019/15min/8mm/モノクロ

<作品紹介>
家から殆ど出ることがなくなってしまった祖母とカメラを使って何ができるのか考えた結果、少しの虚構を持ち込み何かを共にする事で同じ時間を共有することだった。

<監督プロフィール>
吉川 諒(よしかわ りょう)
専門学校東京ビジュアルアーツを卒業後、今年から地元・岡山県倉敷市で映画を撮る為に準備中。

 

 

12月6日(金) 19:00〜 『Drift』

Drift
2011/5min/8mm/モノクロ

<作品紹介>
フィルムにより撮られた物語は、フィルムを手にし操作する者により、また新たなイメージが重ねられ物語は書き換えられる。8ミリソフトとして発売されていたピンク映画のファウンドフッテージ作品。

<監督プロフィール>
石川 亮(いしかわ りょう)
1984年生まれ。フィルムによる映像作品/インスタレーション作品などを制作。 2017年まで東京国立近代美術館フィルムセンター(現:国立映画アーカイブ)技術スタッフとして主に小型映画の検査を担当。 東京を中心に、8ミリフィルム作品上映企画「!8-exclamation8」や、自家現像ワークショップを企画運営している映像作家集団Spice Films主宰。

 

 

12月6日(金) 19:00〜 『Signify』

Signify
2019/5min/8mm/カラー

<作品紹介>
退色したフィルムは黒を緑にし、空を青くする。進み過ぎれば白くなり、動かねば暗いまま。しかし後には戻れず、堂々巡りの目くらまし。

<監督プロフィール>
石川 亮(いしかわ りょう)
1984年生まれ。フィルムによる映像作品/インスタレーション作品などを制作。 2017年まで東京国立近代美術館フィルムセンター(現:国立映画アーカイブ)技術スタッフとして主に小型映画の検査を担当。 東京を中心に、8ミリフィルム作品上映企画「!8-exclamation8」や、自家現像ワークショップを企画運営している映像作家集団Spice Films主宰。

 

 

12月6日(金) 19:00〜 『朝の夢』

朝の夢

2019/18min/8mm/パートカラー

<作品紹介>
目覚めた時にはあの人はもういないかもしれない-

私にとって「母」とは、私を育ててくれた「祖母」だった。無償の愛を与えてくれた母が初めて語った、最愛の人との出会いと別れ。

<監督プロフィール>
池添俊(いけぞえ しゅん)
1988年生まれ。フリーランスでデジタル映像を作る傍ら、個人で8mmフィルム映画を作成。メディアを横断する新たな映画表現を模索している。中国人の継母との生活を描いた初監督作『愛讃讃』(2018)がグラスゴーショートフィルムフェスティバルでスペシャルメンションを授与、イメージフォーラムフェスティバルにて優秀賞受賞。『朝の夢』(2019)が2作目の短編。https://www.shunikezoe.com/


<キャスト>
出演:村上由規乃、上野伸弥/モノローグ:池添貞子、村上由規乃

<スタッフ>
監督・編集:池添俊/撮影:米倉伸、池添俊/整音:川上拓也/音楽:duenn


12月7日(土) 11:00〜 『アタラント号』

アタラント号

1934/88min/モノクロ

 

<作品紹介>

田舎町とル・アーヴル間を運行する艀船アタラント号 。乗組員は船長のジャンとジュリエ ットの新婚カップル、変わり者 の老水夫ジュールおやじと少年水夫、そしてかわいい猫た ち。はじ めは新婚生活にときめ いていたジュリエットだったが、狭い船内の単調な生活に 息が詰まってくる。アタラント号がパリへ到着するとジャンとジュリエット はダンスホー ルへ。そこへ行商人がやって来てジュリエットを口説き始める。田舎娘のジュリエットは 大都会パリへの憧れを抑えきれず、夜にこっそりと船を降りてしまう。怒り心頭のジャン は彼女を置き去りにして出航してしまうが…。

 

<キャスト>

ジャン・ダステ/ディタ ・パルロ/ミシェル・シモン/ジル・マルガリティス

 

<スタッフ>

監督:ジャン・ヴィゴ/製作:ジャック・ルイ=ヌネーズ/脚本:ジャン・ギネ/脚色:アルベール・リエラ、ジャン・ヴィゴ/撮影:ボリス・カウフマン/音楽:モーリス・ジョベール/編集:ルイ・シャヴァンス/美術:フランシス・ジュールダン

 

<監督プロフィール>

ジャン・ヴィゴ
1905年、パリのアナキストが集まるアジトの屋根裏で生まれる。1925年、パリの名門ソルボンヌ大学の文学部に入学。その頃、肺結核の症状が進み療養生活を送る。『アタラント号』での真冬の撮影が体調の悪化に拍車をかけ、ヴィゴはベッドから編集を指示して完成させた。試写の評判は惨憺たるもので、題名も『過ぎ行く艀』と変えて公開した。ヴィゴは改変版を見ることなく、1934年に29歳の若さで死去した。


12月7日(土)  15:00〜 『王国(あるいはその家について)』

王国(あるいはその家について)
2018/150min/カラー

 

<作品紹介>

出版社の仕事を休職中の亜希は、一人暮らしをしている東京から、1時間半の距離にある実家へ数日間帰省をすることにした。それは、小学校から大学までを一緒に過ごしてきた幼なじみの野土香の新居へ行くためでもあった。
野土香は大学の先輩だった直人と結婚をして子供を出産し、実家近くに建てた新居に住んでいた。その家は温度と湿度が心地よく適正に保たれていて、透明の膜が張られているようだった。まるで世間から隔離されているようだと亜希は思った。最初は人見知りをしていた野土香の娘・穂乃香は、亜希が遊びの相手をしているうちに彼女に懐いた。一方、野土香からはとても疲れているような印象を受けた。
数日後。亜希は東京の自宅にいた。彼女は机に座り手紙を書いていた。夢中でぺンを走らせ、やがて書き終えると声に出して読み始める。
「あの台風の日、あの子を川に落としたのは私です」
そして今、亜希は警察の取調べ室にいる。野土香との関係や彼女への執着、直人への憎悪について、他人事のように亜希は話し始めた。

 

<キャスト>
澁谷麻美/笠島智/足立智充/龍健太

 

<スタッフ>

監督:草野なつか/脚本:高橋知由/撮影:渡邉寿岳/音響:黄永昌/美術:加藤小雪/編集:鈴尾啓太、草野なつか/プロデューサー:鈴木徳至

 

<監督プロフィール>

草野なつか(くさの なつか)

1985年生まれ、神奈川県出身。東海大学文学部文芸創作学科卒業、映画美学校 12期フィクション・コース修了。2014年『螺旋銀河』(第10回CO2助成作品)で長編映画を初監督。同作品で第11回 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて SKIPシティアワードと監督賞を受賞、ユーロスペースを皮切りに劇場公開。長編2作目である『王国(あるいはその家について)』は2019年ロッテルダム国際映画祭や第11回恵比寿映像祭などで上映される。フィクションとドキュメンタリーのはざまを常に模索しながら、作品作りを続けている。

 

 


12月8日(日) 11:00〜 『風たちの午後』

風たちの午後

2019/110min/パートカラー/モノラル

 

<作品紹介>

美津の誕生日。夏子はお揃いの乙女座のネックレスとバラの花を買って来る。しかしアパートの窓には白いハンカチ。それは美津の恋人・英男が来ている合図だった。ひそかに美津を愛してしまった夏子。彼女を独り占めしようと思うがゆえに英男に近づく夏子は…。真夏の午後、世界を震撼させた衝撃のラストが―

 

<キャスト>

綾せつこ/伊藤奈穂美/阿竹真理/杉田陽志

<スタッフ>
監督:矢崎仁司/脚本:長崎俊一、矢崎仁司/企画:三谷一夫/プロデューサー:平沢克祥、長岐真裕
アソシエイトプロデューサー:暗闇童子、吉村元希、濱口市哉、Ozawa Nobuhiro、五十嵐美紀、Chung Hin Fai 山田大輔、武田知愛、卜部明浩、花摘会、伊藤彰彦、伊藤邦子/撮影:石井勲、小松原淳/録音:鈴木昭彦、吉方淳二/編集:中島吾郎、石沢清美、目見田健/音楽:信田和雄、阿部雅志、内田龍男、矢野博司、BOOZY/制作:追分史朗、長崎俊一/協力:ヨコシネD.I.A.、草野康太、原風音、本間淳志、戸丸杏/特別協力:横山聡、矢津田佳広、花岡佐知子、SORANARI、久保光由、長谷川ひとみ、桂田真奈、大倉加津子、panorama、
瀬戸本浩司、コバルト、盛田和彦、茨木千尋、布仁美、島田大介・実由、浜野蟹、渡辺拓己、萩原睦、牛島隆二郎、千尋/宣伝:平井万里子/宣伝美術:林啓太、矢島拓巳/WEB:徳永一貴/製作:ABCライツビジネス、フィルムバンディット、映画24区/宣伝・配給:映画24区

 

<監督プロフィール>

矢崎仁司(やざき ひとし)

山梨県出身。日本大学芸術学部映画学科在学中に、『風たちの午後』(1980)で監督デビュー。2作目の『三月のライオン』(1992)はベルリン国際映画祭ほか世界各国の映画祭で上映され、ベルギー王室主催ルイス・ブニュエルの「黄金時代」賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得た。1995年、文化庁芸術家海外研修員として渡英し、ロンドンを舞台にした『花を摘む少女 虫を殺す少女』を監督。
そのほか監督作品に、『ストロベリーショートケイクス』(2006)、『スイートリトルライズ』(2010)、『不倫純愛』(2011)、『1+1=1 1』(2012)、『太陽の坐る場所』(2014)、『××× KISS KISS KISS』(2015)、『無伴奏』(2016)『スティルライフオブメモリーズ』(2018)などがある。
最新作映画『さくら』が2020年全国公開予定。


12月8日(日) 17:00〜『私のための風景映画 ーミナトの見える横浜編ー』

私のための風景映画 ーミナトの見える横浜編ー

2019/約60min   

 

<作品紹介>

私の記憶はどこへ行くのか。何度も訪れたその場所のヴィジョンもいずれは忘れるのか。iPhoneを使用して撮り続けていたシリーズ『私のための風景映画』を連続写真の上映としてスクリーンに定着させる試み。緩慢な編集の映画。

 

<監督プロフィール>

深田隆之(ふかた たかゆき)
2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門にてノミネート。2019年4月アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表している。